ことばカフェバックナンバー

ことばCafe☆Vol.3 「ら抜き言葉」話せますか?

「ら抜き言葉」話せますか?

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アニメ番組「クレヨンしんちゃん」の放送がスタートしたのは、1992年4月。

「カーモンベイビー カモンベイビー タマネギ 食べれる~?」

当時、主題歌のこのフレーズが、
ちょっとしたセンセーションを巻き起こしたことを覚えています。
「食べれる」じゃなくて「食べられる」でしょ!?って・・・

あれから17年。

「ら抜き言葉」は、当時の若者を中心に普及し、
今では市民権を得たかのようにも思えます。

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でも・・・

私は「ら抜き言葉」が話せません。
頭が固いのか、どうも抵抗があるのです。

もちろん、地域によっては、もともと「ら」を抜いて話す習慣の土地もあるでしょう。
でも、いわゆる「標準語」「共通語」としては、どうなのか?と思ってしまいます。

新聞記事やTVのアナウンスでは「ら抜き言葉」は、まず見聞きしませんし、
たとえ、有名人がインタビューで「信じれない」とか「食べれません」と
答えたとしても、TV画面のスーパーでは「信じられない」「食べられません」
と、表記されています。

全くの主観なのですが、会話をしていて、相手の方が“正しい日本語”を
話していらっしゃると、「デキル方(かた)」だなぁと感じます。

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しかし、神経質になりすぎると、逆の現象も・・・

たとえば、「しゃべられる」は、不要な「ら」が入った「ら入れ言葉」と呼ばれるもの。
「しゃべる」→「しゃべれる」が、いわゆる“正しい”使い方なのですから。

「走る」「通る」「切る」など、基本的に五段活用の動詞は
「ら」を入れなくていいのですよ♪

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それでは、今日もみなさんにとって、素敵な1日でありますように☆