何と読ませたい?
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面白いもので、熟語の中には、同じ表記でも、
“読み方”で意味が違ってくるものがあります。
たとえば「上手」という熟語には、
「じょうず」「うわて」「かみて」という読み方が存在します。
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『彼は私より上手だ。』
「じょうず」と読むか、「うわて」と読むかは、
前後の文脈で判断するしかありませんが、
それが、案外難しかったりします。
文章を書いていると、読者は自分の思い通りに読んでくれるもの…
なんて、勝手に思い込みがち。
でも、少しの工夫があれば、正確に意味を理解してもらえそうです。
たとえば、
『彼は私より一枚上手だ。』とか
『彼は私より上手(じょうず)だ。』
と書けば、“読み方”も“ニュアンス”も伝わりやすいですよね。
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また
『ゲスト席を上手に配置する』
といった表現も、「かみて」なのか「じょうず」なのか紛らわしいですね。
こんな時は、あえて「上手」という言葉を使わず、
他の表現に言い換える方が、わかりやすいと思います。
「かみて」の意味なら、
『ゲスト席を、客席から見て、舞台の右側に配置する』
「じょうず」の意味なら、
『ゲスト席を、バランスよく配置する』
といった具合に!
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少しの配慮で、文章もグッと理解されやすくなりますね。
やはり大切なのは、読者への「思いやり」でしょうか♪
それでは、今日もみなさんにとって、素敵な1日でありますように☆