依存は「いそん」?
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ここ最近、芸能人の薬物依存問題が世間を騒がせています。
連日、TVの報道でも大きく取り上げられていますが、
みなさんは、キャスターやコメンテーターが「依存」を
「いそん」と発音していることを、疑問に思われませんか?
「依存」は「いぞん」ではなかったのでしょうか!?
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広辞苑によりますと、
いそん【依存】(イゾンとも)
とあります。
NHK視聴者コールセンターに問い合わせたところ、
「NHKでは『新用字用語辞典』(NHK出版)を基準に放送している」
とのこと。
その『新用字用語辞典』でも、広辞苑と同じように
いそん 依存 (「イゾン」とも)
と書いてあります。
つまり「依存」は「いぞん」でも間違いではないけれど、
「いそん」が正当な読みのようです。
テレビ朝日に問い合わせたところ、
アナウンス部から以下のようなお答えをいただきました。
「我が社では『異存』(いぞん)という同音異義語と区別するために、
『依存』は「いそん」という読みで統一しています。」
医学用語などの専門用語については、詳しくわかりませんが、
TVなどで使われる話し言葉においては「異存」と区別する目的もあるのですね。
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まさか、薬物問題がきっかけで、言葉について考えさせられるとは、
思いもよりませんでした(笑)
それでは、今日もみなさんにとって、素敵な1日でありますように☆