デリケートな問題
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最近「障がい者」という表記を目にすることが多くなりました。
「障害」の「害」の字が負のイメージを与えるとして、ひらがなの「がい」を使用する動きがあるようです。
山形県や東京都多摩市など、最近では自治体も、可能な範囲で「障がい」という表記に改める所が増えてきています。
本来は「障碍」あるいは「障礙」という表記なのだそうですが、「碍」も「礙」も常用漢字ではないことから、同じ「ガイ」の読みを持つ「害」の字があてられるようになったとか・・・
山形県のホームページには、以下のように記されています。
「障がいのある方の人権を一層尊重する観点から『障がい』の表記を使用していく」
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また「子供」という表記にも、いろんな意見がありますね。
「供」の字は“お供え”の意があるとか、蔑称であるとかの理由から「子ども」と書くのが望ましいとする意見。
本来「供」は、単純に複数を意味するものだから、「子供」という表記に問題はない、とする意見。
漢字が含んでいる意味については「話し言葉」では、起こらない議論ですね。
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表記によって解釈が分かれる「書き言葉」は、深くてデリケートな問題を抱えているようです。
それでは、今日もみなさんにとって、素敵な1日でありますように☆